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about ActionScript3 and Design memo.

吉岡徳仁×ナガオカケンメイ トークショーの件

2009.05.17

吉岡徳仁×ナガオカケンメイ トークショーに行ってきました。

自分的に重要だと思ったのポイント

「新しい」、「古い」がないデザイン


トークショーを聞いててまずピンときたワード。これはナガオカさんの言葉。

この本にも書かれていた内容でもあります。
新しいものを作ると、その後に出てきた新しいものによって、当時新しかったものは古いものになってしまうという原理です。
その二つのカテゴリとは別のもの、いつの時代でも通じるもの、古くならないものが
デザインであるという考え方をナガオカさんはお持ちでいらっしゃいます。


僕は、その考え方を本で読んで、すごく感銘を受けて、


僕が目指すデザインの方向性の一つになりました(全く達成できず、回答も出てきませんが)。


ただ、人は必ずモノに対して飽きる存在だと思っています。
飽きるってのは人の遺伝子レベル的な原理だと思っています。


で、人を感動させる要素として考えられるものは、


  • 既存の要素を組み合わせて、今までに存在しない新しいものをユーザーに提供する

  • 今までにない、最新の技術、新しいものを取り入れて新しいものをユーザーに提供する


僕はこの2つしか思いつきません。
とにかく新しいものでなければ、感動を呼ばないのではないかと思っています。


僕はどちらかというと、後者の考え方への比重が大きいです。
だから、僕は新しいものが好きです。新しい電化製品とかパソコンとか大好物です。アキバヨドバシの2階に一日中いられる自信があります。
そして、僕は全く追いついてないけど、最新技術至上主義です(追いつこうと頑張ってはいる)。


なぜ後者かというと、楽だからです。
今までに存在しないものはそれ単体で感動させる要素となっています。
前者の場合、組み合わせるという工程を踏まなければなりません。
既存のものというのは有限だけども無数にあるため、組み合わせは無数にあり、手っ取り早い方法があるのに、アナログチックな組み合わせる方法を僕はあまり取りたくありません。


トークショーを聞いていると、ナガオカさんと吉岡さんは前者っぽい気がしました。
既存のもの、今まで世の中に残っているものには実は素晴らしいものが多い、
人が見飽きた既存のものの中に気持ちよいものを発見してユーザーに提供することもデザイナーの一つの仕事ではないかと。


最近の事例だと、「Second Nature」展の吉岡さんのブースは顕著でした。教室3部屋くらいの広さのフロアの天井から無数の半透明な細い紐が釣り下がっている演出は、びっくりしました。実はあれは手作業で一本一本釣った36万本携帯ストラップの紐だったということをトークショーで知りました。


これは、全く最新技術でも何でもありません。それでも、必ず見た人は驚いていたと思います。
いや、本当に半端無い・・・。


確かに、身近なものの中に対してまだ知らない、素晴らしいものを見つけたときの感動って大きいと思います。普段何気なく使っていたものが、実はこうだったんだ~!!的な。
逆に新しいものは、そのときは良くても、一発屋になりかねません。すぐ古いものになってしまう可能性があります。


あと、既存のものを組み合わせる利点は、長年人間が使われてきて、残っているものは、それなりの素晴らしい理由があって、使われていると思います。
それは、ポッと出てきたモノに比べると、かなりのアドバンテージがあり、それを覆すためには、本質的なメリットがないと難しいです。一時的なブームに弱い分、流されない強みがあります。

僕なりの「新しい」、「古い」がないデザイン」に対する結論


「技術は必ず古くなるけど、その技術を使用したコンテンツ自体が古くなることは必ずしもない」


当たり前のことなんですけどね。


例えば、ピラミッドを昔は石を運んで削り、積み上げて、人間が一つ一つ手で行ってきたことを、現在だったら、機械を使って作ることができます。
これは当時、手作業が最新技術だったわけで、ピラミッドというコンテンツは全く古くなっていません。


むしろ時が経つにつれて味が出てきていると思いますます(ピラミッドは見たことないけど、改修するくらいだから)。
要するに「新しい」、「古い」、「そうでない」を決めているのは、技術ではなく(要素にはなりかねないけど)、その技術を使用して作られた中身、コンテンツであり、そのコンテンツの元となるアイデアであるということが分かりました。分かりましたというより、再認識をさせてくれました。

ぶっちゃけトークショー自体は半ばグダグダな雑談的部分や、司会の回しがスムーズでないとか、不満点はいろいろあったわけですが、僕がトークショーや、セミナーに参加する理由は、他人の視点の導入が主です。
生の声を聞けることで、記憶にも残りやすいのも良いですし、なによりモチベーションが上がります。

家帰ってあらかじめ買っておいた吉岡徳仁特集のPenを熟読しようと思います。
あー予習しときゃよかった。

update 2009.12.31...

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